睡眠外科で看護師のスキルの幅が拡大可能

睡眠外科の看護師はカルテの管理や薬の処方や注射といった看護業務だけではありません。メンタルの要素も症状に関わってくるため、こちらをケアするテクニックも重要になります。例えば、血液検査や薬剤の投与というシーンがあります。しかし患者はネガティブな一面を持っているため、前向きに治療に専念してもらう環境が重要です。メンタルの面では保健師がリードするのでそちらのサポートも必要になるのです。

具体的にはリワークプログラムといって日常生活に参画できるようにコミュニケーションやボランティア活動などが企画されます。それを患者と一緒になって遂行し、看護師はいかにモチベーションを上げてあげるかのテクニックが問われます。外部では研修制度として、コーチングやコミュニケーション能力向上なども開催されているため受講することで身につく機会はたくさんあるのです。

ネガティブな状況に関わっていくことでストレスになるのですが、患者が徐々にポジティブに変わっていく姿はやりがいや達成感にもつながります。また、保健師と医師とのチームワークで乗り越えていくため細かい方向や連絡や相談が重要になります。これらで培ったスキルは産業医や保健師の知識を習得したことになり、これらに関わる数々の資格試験の取得をすることができるのです。看護師としてのスキル向上につながることが最大の魅力で、ほかの診療科目にも接遇やコミュニケーションという観点で通用します。